CGNのインターン

CGNでは、海外のNGOの活動現場を経験してみたいという人のためにインターンを受け入れています。

環境教育を外国で実践してみたい人、山岳地方に住んで先住民の暮らしを知りたい人、将来、観光関係で就職することを考えていて山岳地方のツアーを企画してみたい人、コーヒーが好きで栽培現場で経験したい人、将来、海外か田舎に移住してゲストハウスを運営したい人。。。。など応募の理由はそれぞれです。CGNではインターン志望者の「夢」や「能力」考慮して、ここでしかできない活動現場を提供しています。期間は基本3カ月以上。お気軽にお問い合わせください。

インターン体験ブログにインターンの人たちの経験がアップされています。

 

インターンの応募方法は、こちらをご覧ください。 

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CGNでのインターン経験を生かして新しい世界に旅立っていったインターンたちを紹介します。みな、フィリピンでの経験を生かし、フィリピンとどこかでつながりながらさまざまなステージで活躍しています。 


井澤友紀乃 Yukino Isawa

甘い容姿とは裏腹のしっかり者の立命館大学国際関係学部生。アメリカ短期留学を経て、ぽっかり空いた3カ月をどこかでインターンしたいと、突如CGNに現れたつわもの。以前、バギオ市内の英語学校に留学した経験があり、大好きなバギオに暮らしてみたかったというのが、インターン先をバギオに定めた理由だそうだ。行動力も抜群で、学んでいた英語学校の先生たちとも更なる親交を深め、英語力も着実にアップ。たった3カ月の間に、回の収穫ツアーの企画・催行を含め、ゲストハウス運営マニュアルの改訂など、多くをこなしていってくれた。復学して就活中。

 

井澤友紀乃さんのインターン体験ブログ(まとめ)

 


石黒歩 Ayumi Ishiguro

ベトナムで行われている海外ビジネス研修武者修行を経て、金沢大学を休学して半年間CGNインターンとして滞在した。自然システム学類というCGNインターンにしては珍しい理系出身。インターン中は英語力アップのために語学学校にも通学。芯がしっかりしていて、与えられた仕事は徹夜してでも仕上げる頑張り屋さん。2019年度のCGNインターンは、大正時代からタイムスリップしてきたいみたいな高橋侑也をはじめ、歴代最年長インターンのツヨシさん、ばりばりの元看護婦さん、若干20歳の才媛・北川美乃里などなど、個性豊かな短期長期のインターンさんがそろっていて、ゲストハウスTALAでの彼らとの同居生活でかなり鍛えられたかも。 

まにら新聞発行の「ナビマニラ」の連載記事のためには、手弁当でアブラ州やマニラまで一人で足を延ばして取材をした。試行錯誤しながら企画・広報・催行・報告までをこなした植林ツアーでも大きく成長。帰国後は復学し、JICA北陸インターンに挑戦するなど精力的に活動中。

 

石黒歩さんのインターン体験ブログ「インターン生活を終えて」

石黒さんのインタビュー「大学時代に長期間取り組むこと【留学×インターン】」

 


高橋侑也 Yuya Takahashi

2018年ー2019年度インターン。東京農業大学在学中にフィリピン旅行でバギオを訪問し、CGNの活動に数日間ボランティアで参加。卒業後の進路を迷っていたが、アメリカ留学を経て、CGNのインターンとしてフィリピンと北ルソンの山岳民族の暮らしにどっぷりはまってみるという選択をし、たっぷり1年間滞在する。師匠について学んできた写真の技術を生かし、彼ならではの視点で山岳地方の人や文化を切り取った。バギオの隣町を拠点とする写真&ビデオ制作プロダクションのスタッフや、山岳地方を慰霊に訪ねてきた日本人アーティストとも親しく交流し、ともに山奥深くのコミュニティにも足を延ばし貴重な経験を得た。

CGNが2019年夏に企画・催行した愛知県立大学のサークルRaffメンバーを対象としたスタディツアーは「第二次世界大戦の記憶を辿る」をテーマとしたものだったが、高橋はルソン島北部における第二次大戦をテーマに入念なリサーチをし、参加の学生たちを引っ張った。 

まにら新聞発行の情報誌「ナビマニラ」にはインターン期間中、しばしば写真と記事を掲載してくれた。2019年12月発行号では巻頭特集の「日系人が残した記憶 ルソン北部の建築群」のための取材を担当。1年間の滞在の集大成となる素晴らしい記事と写真を残してくれた。帰国後は神奈川県を拠点に写真家を目指して精進の毎日。cordillera-galleryで山岳地方で撮影した写真を少しずつ発表。


古城日向子 Hinako Kojo

2018年度インターン。ベトナムで行われている海外ビジネス研修プログラム武者修行のファシリテイターの加藤大吾さんからの推薦で、関西学院大学を休学して9か月間インターンとして滞在した。持ち前のものおじしない明るさで、環境教育、コーヒー栽培事業などなど積極的にCGNのあらゆるプログラムに参加してくれた。滞在中は語学校にも通い、語学力アップにも邁進し、実り多いバギオ滞在となった。滞在中に実に多くの友人たちが彼女を訪ねてバギオにまでやってきた。その数はインターン歴代一位間違いなし。人望のなせる業か?

帰国が迫った2018年10月にコーディリエラ山岳地方を襲った台風で、山岳地方のコミュニティが土砂崩れや農産物被害を受けた際には、「あすへの種」と題したプロジェクトを立ち上げ、自らのネットワークで寄付を募って農家が自力で復興を行えるようにサポートした。その様子はまにら新聞にも掲載された。

2020年大学を卒業しアミタ・ホールディングスに就職。CGNでの経験を活かし、環境保全にかかわる仕事での活躍が期待される。  

 

古城日向子さんのインターン体験ブログ(振り返り)「日本は寒いよ~」

 


吉村瞭 Ryo Yoshimura

2017年インターン。立教大学観光学部交流文化学科在学中に、一年間休学してCGNインターンに。大学では「PRC(Philippine Relationship Club)」というサークルに所属し、大学1,2年時にフィリピンのロンブロン州にある村に約3週間ホームステイをしながら植林キャンプを行う。

「村で多くの優しくて愉快なフィリピン人と出会い、フィリピンに惹かれました。その一方で二回目のキャンプ参加後、メイン活動の植林に行き詰まりを感じました。村人への感謝を植林で還元できていない現状を少しでも克服するべく、CGNの事業地を訪れ視察を行うことにしました。そこで植林のみならずフィリピンについての知識の薄さを痛感。フィリピンのことをもっと知りたいと思うようになりました」

大学の先輩であった当時のインターン生(山本佳波)の活き活きとした姿に感銘を受け、半年後インターンへの応募を決意。来比後、最初の2か月は語学学校に通いながら週末のみのインターンとなった。書道師範の資格を持ち、書道の先生との約束を果たすべく、書道ワークショップを行った。英語学校を卒業後、本格的なインターンを開始。日々ゲストハウスで様々な背景のお客様と出会い、刺激的な日々。また「フィリピン人と係われば係わるほど彼らへの尊敬の念が増していきました。と、彼らの素晴らしさを少しでも多くの人に発信するべく、植林ツアーや日本人大学生のスタディーツアーをインターン中に企画した。


山本佳波 Kanami Yamamoto

2016年インターン。立教大学観光学部在学中、1年間休学。大学ではアジア寺子屋という国際交流を目的としたサークルに所属し、コーディリエラ地方に位置するイフガオ州や、キリノ州に毎年3週間ホームステイを体験した。その活動の一環としてCGNによるスタディツアーに参加したのがCGNとの出会い。その中で得た、ただ楽しいだけでない、自分の価値観をひっくり返されるようなディープな体験が忘れられず、そのような体験をぜひもっと多くの人と分かち合いたいと思い、CGNインターンへの応募を決意。来比後はバギオ市内にある英語学校に3か月通い、その後CGNインターンへ。今はTALAゲストハウスに住み込み日々様々なゲストと出会いながら、バギオに来ている留学生に、もっとバギオを、そしてフィリピンを楽しんでもらうべく、日帰りのスタディツアーや国際交流イベントの企画に奮闘してくれた。大学卒業後はインバウンドを対象とする観光関係の仕事に従事している。


生田愛 Ai Ikuta

オーストラリアに1年間留学していた生田愛は、授業で学んだ発展途上国の現状を自分の目で確かめたいとCGNのインターンに応募した。コーディリエラ・グリーン奨学金で学んでいる学生の家庭を訪問してインタビューし、先住民族の暮らしの厳しさと豊かさを体感。3カ月と短いインターン期間だったが、滞在していたゲストハウスTALAを舞台にたくさんの国際交流プログラムを企画。失敗を繰り返しながらも、自分で考え行動する力を身に着けた。バギオ市の日本文化好きのグループとも積極的に交流して、一生の友人たちと出会った。

インターン期間の最後のスタディツアーには、温泉町でお饅頭屋を営むお父さんも合流。お父さんは帰国後、CGNの事業で育てたコーヒー豆をシサム工房から仕入れ、手焙煎に挑戦。腕を磨いた今、オリジナル・コーヒーとしてお饅頭屋さんに新しく作ったカフェ「翁珈琲」で提供している。

生田愛のインターン体験談はこちら


山邊温子 Atsuko Yamabe

CGNでは数年に一度アジア学院からの卒業生をインターンとして受け入れてきた。2016年インターンの山邊温子は元生協の職員。退職後、アジア学院でみっちりと、アジアやアフリカの人たちと肩を並べて持続可能な有機農業を学び、「いかにしてアジアの国で有機農業の技術を普及しているか?」を知るために、CGNの現場を体験しにインターンとして来比した。インターン期間がちょうどスタディツアーが多く開催されている時期でもあり、その準備、企画、通訳などで、農場だけでなく演劇ワークショップにまで、参加してくれた。帰国後、広島に移住し、平和文化村の活動に参加したのち、岡山で家族とともに農のある豊かな暮らしを実践中。

 

山邊温子のインターン体験記はこちら。

 


加藤将広 Masahiro Kato

バギオ市の英語学校で学び、オーストラリアのアデレード大学に交換留学で1年。帰国後、法政大学人間環境学部を卒業。海外就職を目指してシンガポールなどで就活するも失敗。再び人生仕切り直しにバギオに戻ってきた。2015年、CGNは青年海外協力隊の50周年記念映画「クロスロード」コーディネイトの仕事が入って、日本語―英語の通訳が足りなかったため、通訳スタッフとして撮影隊に参加して大活躍。その後、CGNインターンとして、英語力を生かしてワークショップでの通訳やスタディツアーの企画・アテンドなどの現場を学んだ。すっかりフィリピンが気に入って生活の場をフィリピンに持ちたいと思い始めるが、マニラでなくできたら北ルソンで暮らしたい。。そんな時に、ルソン島中部のヌエバ・ビスカヤ州で農業事業を展開しているNPO法人「GLMi」がスタッフ募集。フィリピンでの滞在経験とCGNでのインターン経験で、見事採用され、フィールド・スタッフとしてソラノ市に2年滞在した。

 

加藤将広のインターン振り返りはこちら


久米彩花 Ayaka Kume

CGN初の高校生ボランティア。静岡県の清水東高校在学中に、将来国際協力の仕事に就くことを目指して、静岡の国際交流協会に相談に行き、CGNを紹介されたそう。親を説得し、バイトして資金をため、2015年春休みを利用してひとりフィリピンまでやってきた。短期インターンだったこともあり、孤児院でのボランティアなどを中心に活動したが、なにもかもが衝撃だったよう。帰国後、フィリピン・コーヒーのオリジナル製品化などのプロジェクトを開始し、お金のない高校生でもできる国際協力活動にトライしてくれました。その後、迷いなく九州・別府の立命館アジア太平洋大学(APU)に入学し、たくさんのアジアの学生たちとともにアクティブな大学生活をおくっている。

 

高校生らしい素直な衝撃のフィリピンでの経験談はこちら

 

久米綾花

來住友美 Tomomi Kishi

立教大学文学部卒。大学時代はPRCというフィリピンとの国際交流を目的としたサークルに属し、コーディリエラ山岳地方のサガダなどに何度か滞在ホームステイ。あたたかく、明るく、おおらかなフィリピン人気質にすっかり魅せられ、アジアと日本をつなぐ仕事をしたいと一年発起。日本語教師の資格を取り、青年海外協力隊の日本語教師としてタイのトランで2年経験を積んだのち、2014年6月からCGNのインターンを務めた。将来は世界のどこかでゲストハウスをやるのが夢!で、CGN事務所と同じ建物の中にあるゲストハウス「TALA」の仕事を中心に8カ月インターン滞在を忙しく過ごした。帰国後、移住先を探して旅をし、神奈川県の真鶴に拠点を定め、パートナーと一緒に、「真鶴出版」という小さな出版社と夢のゲストハウス運営を始めている。

 


村田一樹 Kazuki Murata

2013年下半期のインターン生。CGNの長年のパートナー団体「キープ協会」から修行のためにやってきた村田君。慶応大学卒業後、経営コンサルティング会社に就職するもののリーマンショックで休職。新しい世界を求めてオーストラリアで英語留学とワーキングホリデー。レストラン、農家、ワイナリーとさまざまな経験をし、使える英語もバッチリ身につけて帰国。英語を生かす仕事を求めて、地元、北杜市清里のキープ協会の門戸をたたき、国際交流部でインターン。清里が雪に閉ざされる冬季に「海外の現場を見てこい」とボスに背中を押されて、 CGNのインターンに。臆せず誰にでも話しかける積極性と、なんにでも挑戦する行動力、そして英語力で、CGNの大きな力になってくれた。2014年4月からキープ協会の正職員に採用。村田君のコーディネイトでキープ協会はCGNからは毎年2人の研修スタッフを受け入れてくれている。

 

村田一樹のインターン振り返りブログはこちら


山本由樹恵 Yukie Yamamoto

2013年上半期のインターン。都留文科大学を休学してインターンに。関心は環境と演劇。富良野塾で2年半演劇を学んだ経験あり。東京都美術館アートコミュニケーター「とびラー」1期生。高知のニラ農家出身。バギオに来て、高知とベンゲット州が姉妹都市関係にあることを知り、高知の実家にほど近いニラ農家に研修に行った(あるいはこれから行く)という若者に多数遭遇し、世界の狭さを実感した。演劇にとどまらずアートをこよなく愛し、アートで世界と暮らしを変える道を探るべく来比を決意。事務所のあるTALAに住み込み、さまざまな雑用をこなしながら、日本人対象のスタディツアーやワークショップのすてきなチラシ制作にアートの才能をいかんなく発揮してくれた。帰国後は一般企業に就職し、新しいステージで活躍中。


山本勇樹 Yuki Yamamoto

 2007年に8ケ月インターンを務めた山本勇樹は、帰国後、縁あって青森県六ヶ所村の「NPO東北あしたの森」の事務局長として10年近く活動した。NPOの資金調達のため、青森ではフェアトレードコーヒーの焙煎技術を修得し販売を行う。2017年、あしたの森の活動休止に伴い、活動拠点を国分寺のカフェスローに移す。カフェマネージャーとしてイベントの企画など、人々を結び付け、地球のためになることを、地道に継続している。

 

「東北あしたの森」のブログはこちら

山本勇樹

六ケ所村の山本氏(一番左)


松野下琴美 Kotomi Matsunoshita

2008年に静岡県立大学を1年休学し8ケ月滞在していた松野下琴美は、帰国後、大学に復帰し卒業後、決まっていた就職をキャンセルして、こちらで滞在中に山の子供たちに描いてもらった「未来予想図」展を各地で開催。グリーンな政治家の応援スタッフや地元静岡の野菜の台湾での販売プロジェクトなどをフリーでこなしながら、静岡の間伐材を使い森を守ろうという環境団体「SOMAプロジェクト」を仲間と立ち上げた。

http://soma-pj.com/cn2/somaproject.html

その後、海外就職専門の人材派遣会社に、海外就職を目指して面接に行ったところ、その会社から「うちで働かないか?」とスカウトされて就職。ライフワークのアジアと日本のネットワーク作りを「環境」から「仕事」にテーマを変えて実践中。

 

静岡でがんばる女性たちのインタビューサイト「さくや姫プロジェクト」での松野下琴美のインタビュー記事

http://sakuyahime.jp/?post_type=sakuyahime&p=2

 


竹本泰広 Yasuhiro Takemoto

2012年のインターン。大阪・中崎町のミニシアター「AMaTo天然芸術研究所」のマネージャー、プロデューサーとして活動の傍ら、フリーで役者やシンガーとしても数多くのステージに立ってきた。結婚を契機に田舎への移住を決意したが、その前に新婚旅行としてバギオでの英語留学を選択。せっかくの機会なので長期に滞在し、英語だけではなく、いろいろな体験しようと、妻を英語学校に残したままCGNインターン生に立候補。日本での社会人経験を生かしてCGN活動の大きなサポートをしてくれた。現在は広島県尾道市向島で移住し、新生活をスタート。子育てをしながら、CGN日本事務局長として活動をサポートしてくれている。2018年、久々にアート・ファシリテイターとしてバギオ再訪。

竹本泰広

イフガオ州バナウエの教員向けのワークショップでクロッキーのモデルを務める

竹本泰広

山下彩香 Ayaka Yamashita

2010年の夏休みインターンとしてやってきた山下彩香は、その後在学中の大学院の修論のための研究・調査もコーディリエラ地方の小規模鉱山採掘エリアで行い、先住民の暮らしや文化の魅力にどっぷり浸る日々を送った。コーディリエラでの滞在を延期し、とうとうカリンガ先住民族の竹細工の技術を生かしたアクセサリーなどのブランドユニットduo EDAYAを立ち上げ、海外での女性起業家の代表として日本とフィリピンを行き来しながら大活躍中。

 

海外で活躍する女性たちのインタビューサイト「なでしこVOICE」の山下彩香のインタビュー記事

http://www.nadeshiko-voice.com/interview/ayaka-yamashita/